cube of coexistence(個人蔵)
アクリル絵の具、木製パネル 410×410 mm
岡部遼太郎さんの作品との出会い
最初拝見した時は、油彩を何層も重ねて表現されているように見えたのですが、
アクリル絵の具で描かれていることを知り、この画材の可能性を感じました。
私の中でのアクリル画のイメージはそれまで、スタイリッシュで発色がよく。。
でも油絵に比べて、重厚感を出すのは難しい画材という認識でした。
この作品が、どのような工程で描かれているのかということに、とても興味を持つようになりました。
Figure of the flower(個人蔵)
アクリル絵の具、木製パネル 410×318 mm
花の白さが、暗闇に灯された光のように輝き魅力的な作品です。
Next Art College
アクリル画教室
岡部さんのアクリル画の技法について学ぼうと思い、オンライン上の美術の学校「Next Art College」を受講することにいたしました。
授業はスモールステップで、段階的に進められるため、初めてでも安心して学べるよう構成され、とても分かりやすいものでした。
また、どのような工程で描かれているのかについて、全て動画に納められているため、順を追って一緒に描き進めていけば、必ず描き方を理解できるようになっています。
オンライン上で絵を教えること
こちらのお教室の受講と同時に、テンペラ画講座の講師として迎えていただくこととなりました。
Next Art Collegeには、オンライン上で絵画の授業を作っていく方法についても学べるため、道具の準備から、撮影まで一通りマスターすることが出来ました。
日常的に制作している工程を、どのようにしたら相手に伝わりやすく教えられるだろうかと、試行錯誤しつつ編集していく事がとても勉強になります。
また、動画を作ることがとても楽しく、時間の経過と共にある作品をこれから生み出していける予感にワクワクしています。
逆境を乗り越えて
Anywhere with you fine(個人蔵)
アクリル絵の具、木製パネル 652x455mm
ビルの向こう側には塔が傾き、そこを中心として空と雲、光が広がり手前の景色に差し込んでいます。人の営みの儚さ、そして目に見える形や出来事に必ず終わりがあると。。。
この作品を観る中で感じました。
岡部さんは、芸大を受験するために5浪され(6回受験)、その後多摩美術大学へ進学されています。
大学生の頃は学校の授業以外に、絵をどのように仕事にしていくかという事について研究され、
その頃からデパートの企画展に作品を出展するなど、売れっ子作家の道を進んでいかれました。
現在は作品の発表と共に、オンライン絵画教室の運営をされ、ネットの環境を駆使して沢山の方たちをご指導されています。
私も1年浪人を経験しましたが、それでもかなり精神的に追い詰められましたので、5年の浪人は本当に大変だったと思います。
でもそのご苦労が、現在の活躍へとつながって行かれた事を思うと、いろんな出来事は捕らえ方次第で、プラスにしていく事ができるのだと改めて感じています。
これからのご活躍が益々楽しみです。
岡部 遼太郎さん
岡部さんのブログ
岡部遼太郎さんのYouTube
逆境を乗り越える時に役に立つ聖書個所
最後にこの文章を読んでいらっしゃる皆さんが、様々な苦労に直面した時に乗り越える助けとなる聖書のことばをいくつかご紹介させて頂きます。
ローマ人への手紙5章3-4節
そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
コリント人への手紙Ⅰ10章13節
あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。
むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。
詩篇 126篇5節
涙と共に種を蒔く者は、喜びの歌と共に刈り入れる
祈り
天の神様、アクリル画で素晴らしい世界を丁寧に表現される岡部さんを、益々祝福してください。
ご自身の作品を通し、そして絵の描き方を教えることを通し、あらゆる豊かさと良きものが流れ出し続けますように。
イエス・キリストのお名前でお祈りいたします。アーメン✨✞✨
掲載している絵画は、すべて岡部遼太郎さんの作品です。
※聖書箇所はすべて新改訳2017を使用しています。
画面を優しい光が包み、懐かしさと同時に感じられる、儚さ。。。。
岡部遼太郎さんの作品の魅力について、そして講師を務められる『Next Art College』についてご紹介させて頂きます。