『マニフィカト』とは
詳しくは下記の記事にまとめてありますのでご覧ください。
『マニフィカトの聖母』ボッティチェリの作品
マニフィカトの聖母
サンドロ・ボッティチェリ
Sandro Botticelli
ウフィッツィ美術館(フィレンツェ)
1483-1485年頃
木、テンペラ
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/23/Madonna_of_the_Magnificat.png
トンドと呼ばれる円形の中に納められた母子像は、ルネサンス期にサンドロ・ボッティチェリによって制作されたものです。この頃ほぼ40裁だったボッティチェリは芸術家としての成熟期でした。
マリアの表情は美しく、頭から肩までブルーとピンクの上質なスカーフが巻き付けられ、
ブロンドの髪はベールで被われています。
マリアは幼子のイエスの手に導かれて本の右側に、マニフィカトの冒頭部分を書いているところです。左側には※ベネディクトゥスと呼ばれる、洗礼者ヨハネの父ザカリアの祈りが記されています。
更には、子孫繁栄も意味するため受難の後のキリスト教が世界中に広まること(霊的な子孫)も意味しているのかもしれないですね。
※ベネディクトゥスは下記の関連記事の中に記載されています。
『マニフィカトの聖母』聖書個所 日本語
ルカの福音書 1章 39〜56節
私の霊は私の救い主である神をたたえます。
この卑しいはしために
目を留めてくださったからです。
ご覧ください。
今から後、どの時代の人々も
私を幸いな者と呼ぶでしょう。
力ある方が、私に大きなことを
してくださったからです。
その御名は聖なるもの、主のあわれみは、
代々にわたって主を恐れる者に及びます。
主はその御腕で力強いわざを行い、
心の思いの高ぶる者を追い散らされました。
権力のある者を王位から引き降ろし、
低い者を高く引き上げられました。
飢えた者を良いもので満ち足らせ、
富む者を何も持たせずに追い返されました。
主はあわれみを忘れずに、
そのしもべイスラエルを助けてくださいました。
私た
ちの父祖たちに語られたとおり、
アブラハムとその子孫に対するあわれみを
いつまでも忘れずに。