「灯す」テンペラ・油彩F10
灯をともすこと
マタイの福音書25章には、花婿を待つ10人の乙女の例えをイエス様が語られています。
どんな時でも油を絶やさず、灯をともし続ける人でありたいと思わされ、この作品が生まれました。
マタイの福音書25章1節~13節
1,そこで、天の御国は、それぞれともしびを持って花婿を迎えに出る、十人の娘にたとえることができます。
2,そのうちの五人は愚かで、五人は賢かった。
3,愚かな娘たちは、ともしびは持っていたが、油を持って来ていなかった。
4,賢い娘たちは自分のともしびと一緒に、入れ物に油を入れて持っていた。
5,花婿が来るのが遅くなったので、娘たちはみな眠くなり寝入ってしまった。
6,ところが夜中になって、『さあ、花婿だ。迎えに出なさい』と叫ぶ声がした。
7,そこで娘たちはみな起きて、自分のともしびを整えた。
8,愚かな娘たちは賢い娘たちに言った。『私たちのともしびが消えそうなので、あなたがたの油を分けてください。』
9,しかし、賢い娘たちは答えた。『いいえ、分けてあげるにはとても足りません。それより、店に行って自分の分を買ってください。』
10,そこで娘たちが買いに行くと、その間に花婿が来た。用意ができていた娘たちは彼と一緒に婚礼の祝宴に入り、戸が閉じられた。
11,その後で残りの娘たちも来て、『ご主人様、ご主人様、開けてください』と言った。
12,しかし、主人は答えた。『まことに、あなたがたに言います。私はあなたがたを知りません。』
13,ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから。
祈りを携えて
ヨハネの黙示録8章には、聖徒たちの祈りを天使が携えて天の神のもとに捧げている様子が描かれています。日本人としての祈りを花として描き、着物を着た女性が灯しています。
ヨハネの黙示録8章3節~4節
3,また、別の御使いが来て、金の香炉を持って祭壇のそばに立った。すると、たくさんの香が彼に与えられた。すべての聖徒たちの祈りに添えて、御座の前にある金の祭壇の上で献げるためであった。
4,香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。