約 束
Kunie Hattori
個人蔵
2022年
鳩は聖書の中で、聖霊を現します。イエス様が約束してくださった通り、聖霊様が来てくださり、日々親しくお話しできるようになりました。
赤いドレスはイエス様の十字架の愛、金色の百合をかたどった模様は、御霊の証印(エペソ1:13)のイメージです。
しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。
ヨハネの福音書 14章 26〜27節
個展でこの絵を目にし、作者の州恵さんより、この美しい絵の題名は、「約束」だと教えていただきました。イエスさまが約束してくださった、助け主である聖霊さまと女の子が親しくお話している様子が描かれていると知り、心が熱くなりました。
モデルとなっているのは現在14歳の私の娘です。幼い頃は親が神様について日々語り継いできましたが、少しずつ親の信仰によってではなく、自分と神様との一対一の関係を築き自立をしていく過程にある年頃です。この世の中には、神様から私たちを引き離したり、神様が私たちに与えられた目的から外らされたりするような誘惑や罠がたくさんあります。知識を得ることが大好きな娘を心配したり、あと4年もしたら親元を離れて大学に行くかもしれないことに不安と焦りを感じたりしていました。
この絵とは、娘のことを思い、「私に信仰をください。娘を主が捉えてくださっているから大丈夫だという確信を持って祈り抜くことができるようビジョンをください」と必死に祈り求めていた時に出会ったのでした。純真と御霊の証印を表す百合の模様を肩につけ、イエスさまの十字架の血潮(赤いドレス)をまとう娘のビジョンに励まされ祈る日々は、聖霊さまが娘にすべてのことを教え、イエスさまが話されたすべてのことを思い起こさせてくださる、という約束による喜びで溢れていくことでしょう。
州恵さんを通して語ってくださった神様が崇められますように。これからも州恵さんの作品を通して神様が語られるのを見させていただきたいです。