ペンテコステとは ?聖霊降臨日について聖書個所と絵画を紹介します。

ペンテコステとは?

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ガブリエル
ペンテコステは、イエス・キリストが復活された日(イースター)から
50日後の日曜日である五旬節に、聖霊が注がれた事を記念する日です。ギリシャ語で50番目を意味する、「pentekoste」が語源になっています。ペンテコステについて書かれた聖書箇所、絵画を紹介いたしますね。

ペンテコステはいつ?

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ヒカリ
2020年から2039年までのペンテコステの日程表をガブリエルさんが作ってくれました。今年は5月31日来年は5月23日です。
2020年5月31日 2021年5月23日 2022年6月5日 2023年5月28日 2024年5月19日
2025年6月8日 2026年5月24日 2027年5月16日 2028年6月4日 2029年5月20日
2030年6月9日 2031年6月1日 2032年5月16日 2033年6月5日 2034年5月28日
2035年5月13日 2036年6月1日 2037年5月24日 2038年6月13日 2039年5月29日

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『ペンテコステ』ホルヘ・アフォンソJorge Afonso
国立古代美術館(ポルトガル)1515年

ペンテコステの日の出来事

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ガブリエル
イエスは弟子たちに、エルサレムを離れないで、神様が約束された聖霊が臨むのを待つように、そして聖霊が臨むとき力を受ける事を語られて、天に昇られました。弟子たちは集まって、約束の聖霊を待ち祈っていました

使徒の働き 2章 1〜41節

五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。
すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった

すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた
さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国々から来て住んでいたが、
この物音がしたため、大勢の人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国のことばで弟子たちが話すのを聞いて、呆気にとられてしまった。

彼らは驚き、不思議に思って言った。「見なさい。話しているこの人たちはみな、ガリラヤの人ではないか。それなのに、私たちそれぞれが生まれた国のことばで話を聞くとは、いったいどうしたことか。私たちは、パルティア人、メディア人、エラム人、またメソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントスとアジア、フリュギアとパンフィリア、エジプト、クレネに近いリビア地方などに住む者、また滞在中のローマ人で、ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレタ人とアラビア人もいる。それなのに、あの人たちが、私たちのことばで神の大きなみわざを語るのを聞くとは。」

人々はみな驚き当惑して、「いったい、これはどうしたことか」と言い合った。

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ヒカリ
いろんな国から人々が集まっていたんだね。しかも、突然自分たちの国の言葉で、神様の話をするのを聴いたら、驚くよね~!!!
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ファイヤーバイブルP1948地図より

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『ペンテコステ』グアルディム

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ガブリエル
聖霊を受けて、神様から力を頂いたペテロはイエス・キリストの十字架と復活の意味、そして罪の許しについてその場に集まっている人々に語ると、3000人程の人がこのことを信じ洗礼を受け、弟子たちのグループに加わりました。教会の誕生です。
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『聖霊降臨を描いた15世紀の写本』

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ガブリエル
イエスが十字架に架かられた後、恐れて引きこもっていた弟子たちでしたが、聖霊降臨後は驚くほど情熱的な人々へと変えられ、迫害を恐れることなくイエスの語られた事、そして十字架と復活について宣べ伝えるようになりました。ペンテコステはとても大切な出来事なので、沢山の芸術家によって表現されています。名画、音楽、動画を紹介いたします。ペンテコステの恵みをどうぞ。

ペンテコステ ファン・バウティスタ・メイノの作品

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Maino_Pentecos  Museo_del_Prado.jpg
『ペンテコステ』ファン・バウティスタ・メイノ
Juan Bautista Maíno
プラド美術館 1615〜1620年
ファン・バウティスタ・メイノは1600年から1608年をイタリアで過ごし、カラヴァッジョ、ジェンティレスキの影響を受けます。ハッキリとした明暗の対比と共に豊かな色彩、人物の表情が魅力的な作品です。画面上部に開かれた天があり、左右には地上を見下ろす天使達、中央には聖霊として表現された鳩。そして放射状に光が広がり、一人一人に向けて炎が降り注いでいます。中央にイエスの母マリア、向かって左側の人物はカギを持っていることからペテロ、手前の女性がマグダラのマリアでしょう。

ペンテコステ エルグレコの作品

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『ペンテコステ』エルグレコEl Greco
プラド美術館 1597年
炎として注がれた聖霊のまばゆい光に照らされて、驚くイエスの母マリアと弟子たち。この作品はマドリードのマリア・デ・アラゴンの学院礼拝堂の祭壇画の一部として描かれました。マニエリスムの引き伸ばされた人体が特徴的です。

ペンテコステ モーツアルト

復活からペンテコステまでの映像


ペンテコステについてさらに詳しく

ペンテコステとシャブオット

旧約聖書に記されている、モーセの時代からのイスラエルの文化と、新約聖書のイエス・キリストの十字架、復活、ペンテコステまでの繋がりが、分かりやすく動画で解説されています。

日本語の字幕付きで視聴する方法

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ペンテコステまとめ

  1. ペンテコステはイエスキリストが復活されてから50日目の出来事を記念する日です。
  2. 炎のような舌が現れ、弟子たちの上に留まると聖霊に満たされた。
  3. 聖霊に満たされ力を頂いたペテロが、イエス・キリストについて語ると、3,000人以上の人が洗礼を受け、教会が誕生した。
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ガブリエル
聖書の言葉を読み、天の神様に祈るとき、現代の私たちも上から力を頂くことが出来ます。日々新しい力に満たされてお過ごしください。皆さんのご活躍を応援しています。