受難週:エルサレム入城-聖書と絵画ー

受難週:エルサレム入城

受難週の最初の日曜日( Palm Sunday)にイエス・キリストはロバの子に乗って、エルサレムに入城します。群衆たちは上着を道に敷き、シュロの枝を振って歓迎します。エルサレムに入ることは、死を意味することをイエスは予め知りながら弟子たちと共に入城します。

受難週:エルサレム入城 ルカの福音書 19章 28〜40節 新改訳2017

これらのことを話してから、イエスはさらに進んで、エルサレムへと上って行かれた。
オリーブという山のふもとのベテパゲとベタニアに近づいたとき、イエスはこう言って、二人の弟子を遣わされた。

「向こうの村へ行きなさい。そこに入ると、まだだれも乗ったことのない子ろばが、つながれているのに気がつくでしょう。それをほどいて、連れて来なさい。もし『どうして、ほどくのか』とだれかが尋ねたら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。」

使いに出された二人が行って見ると、イエスが言われたとおりであった。
彼らが子ろばをほどいていると、持ち主たちが、「どうして、子ろばをほどくのか」と彼らに言った。弟子たちは、「主がお入り用なのです」と言った。
二人はその子ろばをイエスのもとに連れて来た。そして、その上に自分たちの上着を掛けて、イエスをお乗せした。
イエスが進んで行かれると、人々は道に自分たちの上着を敷いた。

イエスがいよいよオリーブ山の下りにさしかかると、大勢の弟子たちはみな、自分たちが見たすべての力あるわざについて、喜びのあまりに大声で神を賛美し始めて、こう言った。

「祝福あれ、主の御名によって来られる方、王に。天には平和があるように。栄光がいと高き所にあるように。」

するとパリサイ人のうちの何人かが、群衆の中からイエスに向かって、「先生、あなたの弟子たちを叱ってください」と言った。

イエスは答えられた。「わたしは、あなたがたに言います。もしこの人たちが黙れば、石が叫びます。」

受難週:エルサレム入城 ジョットの作品


『エルサレム入城』ジョット・ディボンドーネGiotto
スクロヴェーニ礼拝堂(パドヴァ)1304-306年頃
キリストと弟子たちの、エルサレムに向けた真っすぐな眼差しと
迎える人々の眼差しの交錯が印象的な作品。
経年により剥がれ落ちた部分がまた趣があり、画面に美しく調和している。

受難週:エルサレム入城 ドゥッチョの作品


『キリストのエルサレム入城』ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャDucco
シエナ大聖堂付属美術館1311年頃
キリスト一行を一目でも見ようと、集まってきた人たちでひしめき合っているようだ。
棕櫚の枝を持つ子供たちに迎えられ、厳かな表情で入城する。

受難週:エルサレム入城 ピエトロ・ロレンゼッティの作品


『イエスはエルサレムに入り、群衆は彼を歓迎した』
ピエトロ・ロレンゼッティPietro Lorenzetti
アッシジ南大聖堂 1320年
建物の配置と人々の配置が流れるようで美しく、装飾的な作品。
弟子たちは、会話をしながら歩いているようにも見え
キリストはの凛々しい表情をしながらも、目線は人々のほうへ向かっている。

受難週:エルサレム入城 チューソンの祭壇画の師の作品


『エルサレム入城』チューソンの祭壇画の師
エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルグ)15世紀
縦に長い画面は、近景、中景、遠景と丁寧に描かれ目線の流れが考えられている。
装飾的な要素もありつつ、人物一人一人の存在感が大きい。

受難週:エルサレム入城 ペドロ・オレンテの作品


『エルサレム入城』ペドロ・オレンテPedro de Orrente
エルミタージュ美術館(セントピーターズバーグ)1620年頃

受難週:エルサレム入城 ジャミンロバートハイドンの作品


『キリストのエルサレム入城』ジャミンロバートハイドンBenjamin Robert Haydon
セントメアリー山西部の神学校(オハイオ州)1814年-1820年

受難週:エルサレム入城 ジェームス・ティソの作品


『エルサレムの通りの行列』ジェームス・ティソJames Tissot
ブルックリン美術館(ニューヨーク)1886年-1894年

受難週:エルサレム入城  映像

受難週:エルサレム入城  音楽

Miserere mei Deus – Allegri – LEGENDADO PT-BR

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