ヤコブとヨハネ 父ゼベダイのもとを離れて
マルコ1章19節~20節
ゼベダイの子ヤコブと、その兄弟ヨハネをご覧になった。彼らは舟の中で網を繕っていた。イエスはすぐに彼らをお呼びになった。すると彼らは、父ゼベダイを雇い人たちとともに舟に残して、イエスの後について行った。
ゼベダイの息子たちの召命 マルコ・バサイーティの作品
ゼベダイの息子たちの召命
マルコ・バサイーティ
1470年頃から1530年以降
イエスが、ゼベタイの子たちを召命するためにいらっしゃったところが描かれています。ペテロとアンデレもイエスと一緒にいますが、もともと彼らは漁師仲間でした。中央に描かれているのが兄であるヤコブ、右側に描かれているのが弟のヨハネです。
ヤコブとヨハネ 母はサロメ
ヤコブとヨハネの母サロメは、母親が一般的にそうであるように息子たちが仕事で評価されることを願っていました。ある日イエスにこのようなお願いをします。
マタイの福音書20章20節~24節
ゼベダイの息子たちの母が、息子たちと一緒にイエスのところに来てひれ伏し、何かを願おうとした。イエスが彼女に
イエスは答えられた。
イエスは言われた。
しかし、受難の先には復活のイエスがおられる天で共に過ごすことになります。しかし、どのような立場でという事については、天の神様のみ知ることなのです。
ヤコブとヨハネの母サロメは、イエスの母マリアと姉妹であったと言われています。そうだとすれば、イエスの叔母ということになりますね。
ヤコブとヨハネ ボアネルゲ(雷の子)
マルコ3章13節~17節
さて、イエスが山に登り、ご自分が望む者たちを呼び寄せられると、彼らはみもとに来た。イエスは十二人を任命し、彼らを使徒と呼ばれた。それは、彼らをご自分のそばに置くため、また彼らを遣わして宣教をさせ、彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。こうしてイエスは十二人を任命された。シモンにはペテロという名をつけ、
ゼベダイの子ヤコブと、ヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
ジェームス・ティソの作品
主の祈り
ジェームス・ティソ
ブルックリン美術館
1886年-1894年の間
wikipedia/commons/d/dc/Brooklyn_Museum_-_The_Lord_Prayer_-_James_Tissot.jpg
ルカの9章49節~55節
ヨハネが言った。
さて、天に上げられる日が近づいて来たころのことであった。イエスは御顔をエルサレムに向け、毅然として進んで行かれた。そして、ご自分の前に使いを送り出された。彼らは行ってサマリア人の村に入り、イエスのために備えをした。しかし、イエスが御顔をエルサレムに向けて進んでおられたので、サマリア人はイエスを受け入れなかった。弟子のヤコブとヨハネが、これを見て言った。
確かに雷みたいです。。。それで、”雷の子”って呼んじゃうイエス様は、二人がとても可愛かったんだね。
デューラーの作品 『使徒ヤコブ』
使徒ヤコブ
アルブレヒト・デューラー
1516年
https://uploads1.wikiart.org/images/albrecht-durer/the-apostles-philip-and-james-1516.jpg
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画像出典:Wikimedia Commons
※聖書箇所はすべて新改訳2017を使用しています。