《話せなくなった少年を癒すイエス・キリスト》の絵画を聖書と共に

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ガブリエル
ある時イエスは口をきけなくする霊につかれた少年と出会いました。
火の中や水の中に何度も投げ込まれ、苦しんできました。。。
イエスはその少年をコントロールしていた悪霊を叱りつけると変化が起こりました。

↓キリストの変容についてはこちらをご覧ください

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話せなくなった少年

マルコ9章14節~17節

さて、彼らがほかの弟子たちのところに戻ると、大勢の群衆がその弟子たちを囲んで、律法学者たちが彼らと論じ合っているのが見えた。群衆はみな、すぐにイエスを見つけると非常に驚き、駆け寄って来てあいさつをした。イエスは彼らに、

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イエス
あなたがたは弟子たちと何を論じ合っているのですか
とお尋ねになった。すると群衆の一人が答えた。
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先生、口をきけなくする霊につかれた私の息子を、あなたのところに連れて来ました。
その霊が息子に取りつくと、ところかまわず倒します。
息子は泡を吹き、歯ぎしりして、からだをこわばらせます。
それであなたのお弟子たちに、霊を追い出してくださいとお願いしたのですが、できませんでした。

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キリストの変容(部分)
ラファエロ
ヴァチカン美術館
1518-1520年
Transfigurazione_(Raffaello)

話せなくなった少年の霊に命じるイエス

マルコ9章19節~26節

イエスは彼らに言われた。

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イエス
ああ、不信仰な時代だ。いつまで、わたしはあなたがたと一緒にいなければならないのか。
いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。
その子をわたしのところに連れて来なさい。
そこで、人々はその子をイエスのもとに連れて来た。イエスを見ると、霊がすぐ彼に引きつけを起こさせたので、彼は地面に倒れ、泡を吹きながら転げ回った。
イエスは父親にお尋ねになった。
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イエス
この子にこのようなことが起こるようになってから、どのくらいたちますか
父親は答えた。
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幼い時からです。霊は息子を殺そうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。
しかし、おできになるなら、私たちをあわれんでお助けください。
イエスは言われた。
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イエス
できるなら、と言うのですか。信じる者には、どんなことでもできるのです。
するとすぐに、その子の父親は叫んで言った。
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信じます。不信仰な私をお助けください。
イエスは、群衆が駆け寄って来るのを見ると、汚れた霊を叱って言われた。
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イエス
口をきけなくし、耳を聞こえなくする霊。わたしはおまえに命じる。
この子から出て行け。二度とこの子に入るな。
すると霊は叫び声をあげ、その子を激しく引きつけさせて出て行った。

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タボル山の麓に憑依された少年
ティソ
ブルックリン美術館
1886年-1894年の間

話せなくなった少年を癒すイエス

マルコ9章27節

するとその子が死んだようになったので、多くの人たちは

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人々
この子は死んでしまった
と言った。
しかし、イエスが手を取って起こされると、その子は立ち上がった。

マタイ17章19節~21節

それから、弟子たちはそっとイエスのもとに来て言った。

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弟子たち
なぜ私たちは悪霊を追い出せなかったのですか。
イエスは言われた。
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イエス
あなたがたの信仰が薄いからです。まことに、あなたがたに言います。
もし、からし種ほどの信仰があるなら、この山に『ここからあそこに移れ』と言えば移ります。
あなたがたにできないことは何もありません。
※後代の写本に二一節として〔ただし、この種のものは、祈りと断食によらなければ出て行きません。〕を加えるものもある。

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ガブリエル
キリスト教文化の国では、からし種は一番小さい単位、最も小さなものを表現するときに用いられ、そこから大きな成果が育つ事の喩えによく用いられています。
今日も小さなことを大切にして、大きく育てましょう。

画像出典:Wikimedia Commons
※聖書箇所はすべて新改訳2017を使用しています。