イースターとは?
色とりどりの可愛らしいイースターエッグでお祝いする等、最近では知名度を上げているイースター。この日がお祝いされるようになった経緯について、聖書とルネッサンス絵画からわかりやすく解説いたします。
復活祭と言って、十字架に架けられ、お墓に埋葬されたイエス・キリストが、3日目に蘇られたことを記念する日になります。クリスマスと同じくらい大切な日として教会ではお祝いされるんですよ。
イースターはいつ?
イースターはいつなの?
2020年は4月12日
2021年は4月4日
2022年は4月17日というふうにね。その後の日程は表にしました。
イエスキリストの十字架と復活について、ヒカリちゃんの大好きな絵を一緒に観ながら解説しますね。
2020年4月12日 | 2021年4月 4日 | 2022年4月17日 | 2023年4月 9日 | 2024年3月31日 |
2025年4月20日 | 2026年4月 5日 | 2027年3月28日 | 2028年4月16日 | 2029年4月 1日 |
2030年4月21日 | 2031年4月13日 | 2032年3月28日 | 2033年4月17日 | 2034年4月 9日 |
2035年3月25日 | 2036年4月13日 | 2037年4月 5日 | 2038年4月25日 | 2039年4月10日 |
イースター(復活祭)とは 十字架にかけられる
『キリストの磔刑』アンドレア・マンテーニャの作品
『キリストの磔刑』
アンドレア・マンテーニャ
Andrea Mantegna
ルーヴル美術館(パリ)
1455年―1459年頃
Mantegna_Andrea__crucifixion__Louvre_
右と左に居る人は犯罪を犯した人たちなのだけど、その人たちと同様に扱われたのです。釘で打たれた手も足も痛かったと思うけど、心もとても痛かったでしょうね。
だから、どんなに大きな悲しみの中に居る人の事も理解してくださり、共に悲しんでくださるんですよ。この事に関する聖書の言葉をヒカリちゃんに紹介しますね。
イースター(復活祭)とは 十字架の苦しみについての聖書の言葉
コリント人への手紙第二 1章 4〜5節
神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。それで私たちも、自分たちが神から受ける慰めによって、あらゆる苦しみの中にある人たちを慰めることができます。
私たちにキリストの苦難があふれているように、キリストによって私たちの慰めもあふれているからです。
ピリピ人への手紙2章6~11節
キリストは、神の御姿であられるのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を空しくして、しもべの姿をとり、人間と同じようになられました。
人としての姿をもって現われ、自らを低くして、死にまで、それも十字架の死にまで従われました。それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。
イースター(復活祭)とは 十字架から降ろす
『十字架降架』フラアンジェリコの作品
『十字架降架』
フラアンジェリコFra’ Angelico
サン・マルコ美術館(フィレンツェ)
1437-1440年頃
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5f/Fra_Angelico_073.jpg
ぐったりと力なく十字架から降ろされたイエス・キリストの表情は清らかで、天の父(神様)から任せられた地上でのお仕事をを完全に終えられた満足感に満ちています。
十字架からイエスを降ろしているのは弟子ヨハネ、ニコデモそしてアリマタヤのヨセフ。それぞれイエス様に出会って人生が変えられた人たちです。
絶妙に配置され、とても特徴的に描かれています。この人たちがどんなふうにイエス様と出会ったかについてはまた、今度ゆっくりお話ししますね。
イースター(復活祭)とは 埋葬される
『死せるキリスト』アンドレア・マンテーニャの作品
『死せるキリスト』
アンドレア・マンテーニャ
Andrea Mantegna
ブレラ美術館(ミラノ)1480年頃
The_dead_Christ_and_three_mourners_by_Andrea_Mantegna
マンテーニャが自らの死期を察して描いたと言われている作品です。足元から描くという今まで無かった構図で大胆に描かれ、母マリアとヨハネ悲しみに暮れ大粒の涙を流す様子が印象的です。
お墓の中の人が描かれている絵って初めて見たかもしれない。。。
イースター(復活祭)とは 十字架降下と埋葬に関する聖書箇所
マルコの福音書15章42節~47節
さて、すでに夕方になっていた。その日は備えの日、すなわち安息日の前日であったので、アリマタヤ出身のヨセフは、勇気を出してピラトのところに行き、イエスのからだの下げ渡しを願い出た。ヨセフは有力な議員で、自らも神の国を待ち望んでいた。ピラトは、イエスがもう死んだのかと驚いた。そして百人隊長を呼び、イエスがすでに死んだのかどうか尋ねた。百人隊長に確認すると、ピラトはイエスの遺体をヨセフに下げ渡した。ヨセフは亜麻布を買い、イエスを降ろして亜麻布で包み、岩を掘って造った墓に納めた。そして、墓の入り口には石を転がしておいた。マグダラのマリアとヨセの母マリアは、イエスがどこに納められるか、よく見ていた。
イースター(復活祭)とは 復活されたイエス・キリスト
『キリストの復活』ピエロ・デラ・フランチェスカの作品
『キリストの復活』
ピエロ・デラ・フランチェスカ
Piero della Francesca
サンセポルクロ市立美術館(旧市庁舎)
1463-1465年
Resurrection
旗の柄の根元に寝ている兵士はピエロ自身だとも言われています。左側に枯れ木、右側に葉が生き生きとした木を描いて死と復活を象徴しています。サンセポルクロの市庁舎だった建物に描かれたフレスコ画なのですが、この絵を前に様々な話し合いがなされ、決定されていったんですよ。死に打ち勝ち蘇られたイエス様を前にしっかりとした政治をしていこうという意識があったのかもしれないですね。
イースター(復活祭)とは 天使と女性たちの会話
ルカによる福音書24章1~8節
週の初めの日の明け方早く、彼女たちは準備しておいた香料を持って墓に来た。見ると、石が墓からわきに転がされていた。そこで中に入ると、主イエスのからだは見当たらなかった。そのため途方に暮れていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着た人が二人、近くに来た。彼女たちは恐ろしくなって、地面に顔を伏せた。すると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、どうして生きている方を死人の中に捜すのですか。ここにはおられません。
よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、主がお話になったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪人たちの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえると言われたでしょう。彼女たちはイエスのことばを思い出した。
『墓場の3人のマリア』フーベルト・ファン・アイクの作品
『墓場の3人のマリア』
フーベルト・ファン・アイク
Hubert van Eyck
ボイマンス美術館(ロッテルダム)
1410年 – 1420年頃
今日はイースター(復活祭)について名画と聖書の箇所から解説しました。
イースター(復活祭)の動画
イースター(復活祭)についてのまとめ
① イエスキリストは、無実の罪で二人の犯罪人と一緒に十字架に架けられた。
② 完全に亡くなられてお墓に埋葬された。
③ 3日目の朝にお墓から蘇られた。
④イースターは十字架に架けられ死なれたイエス・キリストが蘇られた事(復活)をお祝いする日である
ひとつひとつの絵から伝ってくる
メッセージに、分かりやすい
解説が。
次はどんな絵、そのつぎは?
引き込まれて行きますねぇ
特に場面々々のイエス様の
お顔を拝見せずには
いられません。
素晴らしい絵画も紹介して
頂いて。美術館へも行きた
くなりました。
感謝なことです❣️
イースターの意味を素敵な
絵画と解説で再確認しました。
ヤシロジュンコ様
コメントをいただきまして、ありがとうございます☺
イースターが近づき、この素晴らしい日について
皆さんに是非分かち合えたらと思い
このようなページを作ってみました。
大好きな作品について、ヤシロ様と共に感動出来て
幸せです✨✞✨